クスットノースシング

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2011年秋、世界経済株式会社・本社ビルの廊下。中堅社員の日本君がペットボトルのお茶飲料を飲みながら休憩を取っていると、いきなり肩をバンと叩かれました。

米先輩「よう!ニッポンちゃ~ん、お疲れさん。どうした、しょぼくれた顔して。最近元気ないねぇ。」

日本君「あ、アメリカ先輩。お疲れ様です。…なんか最近…、僕の仕事が少なくって…。」

米先輩「あー、イマドキの新入り連中は仕事憶えるの早いからねー。」

日本君「ていうか聞いて下さいよ。あいつらズルいんですよ。」

~~~回想シーン~~~

韓国君「チョリーッス、ニッポン先輩。この仕事の仕方ぁ、オレに教えて下さいよチェケラッチョ。」

日本君「あ、韓国君。君は勉強熱心だね(ちょっと生意気だけど…)。この仕事かい?。いいよ。これはね、こうやって次にこうやって、それでこう仕上げて。」

韓国君「Hey,YO。こうやってこうやってこうっスね。わかりっしたぁ。じゃあこれ、次からオレの仕事っスから、ニッポン先輩はもう、あっちいってて下さいっス。」

日本君「え?、だってこれは僕の大事な…。」

韓国君「何言ってんスか。KOやってKOやってKO。もうオレ一人で出来るようになったッス。てかチョンチョンってひと工夫して、Come on!ほらもう俺の仕事の方が先輩より上っスね。俺の方がずっと給料安いしー、会社も『次からはこの仕事韓国君に任せるよ』って言ってるっスよ。OK,baby。先輩、もうこの線からこっち入っちゃダメっすYO!、俺の仕事っスからね。Bye NOW。」

日本君「え、そんな…。」

中国君「おい日本先輩。俺にも仕事教えるアル。」

日本君「…(もっとイヤな奴が来た)。」

中国君「あれ?、どうしたアル?。仕事教えない気アルか?。じゃあいいアル。米先輩か独先輩か仏先輩あたりに聞くアル。あー、それか韓国チビに聞くアル。あいつクソ生意気アルよね。俺よりちょっと早く入社しただけのチビのクセして。サヨナラアル。」

日本君「あ!、中国君。何も教えないなんて言ってないよ。これはね、こ…

中国君「あーーー!。もう完璧に理解したアル。私、天才アルね。」

日本君「え?まだ何も説明して…

中国君「ほらこう。(ガン!)こうアル。(ガン!ガン!バキッ!)こうやって…ん?、あれ?壊れてるアル。」

日本君「いや、だからそれじゃ全然できてないよ。それはそうじゃなくて、こ…

中国君「あーーー!。わかった。私ヤパ天才アルね。こうネ。(ガガッ、ガッ!)いや違うか。(ボンッ!!!)」

日本君「あ、危ない!。中国君、大丈夫?。」

中国君「ふー。危なかたアル。日本先輩は教え方ヘタクソあるね。」

日本君「え?」

中国君「まぁダイジョブ。こういうのはやってるうちに出来るようになるアル。だから先輩はもういらないアル。」

日本君「えぇっ!」

~~~回想シーン終わり~~~

米先輩「はははっ。面白い連中だなぁ。」

日本君「笑い事じゃないですよ。」

米先輩「そう言うがお前だって昔ウチに入社してからずいぶん、俺や独先輩の仕事を丸々コピーして憶えては奪い、憶えては奪いしてたじゃねーか。同じだろ。」

日本君「そんな。コピーするにしても、僕はもう少し礼儀正しくコピーしてましたよ。」

米先輩「大差ねーよ。」

日本君「それに、あんまり仕事憶えるのが早過ぎるって先輩に怒られて、しばらく自主規制したこともあったじゃないですか。」

米先輩「あー、むかーし、そぉんなことも…あったっけか…。」

日本君「イヤ結構最近までありましたよ。で、僕はあの時に心に刻んだんです。製造業を極めよう。ちょっと金持ちになったからって、自分で汗を流して油にまみれるのを止めたりしないと。」

米先輩「ほーお。」

日本君製造業を馬鹿にしちゃだめだって、製造業を僕の生涯の仕事にしようと。アメリカ先輩みたいに『脱工業化社会だ』とか負け惜しみみたいなこと言って僕にどんどん仕事譲ったら、その後随分長い間、先輩の業績悪かったじゃないですか。」

米先輩「お、言うねぇ。」

日本君「だから、50年代の安いブラウスの縫製やおもちゃ作りから始めて、鉄鋼、造船、機械、電機、80年代の半導体自動車まで、ずっと長い間、会社一の製造業担当社員の地位を確立できたんです。僕は他の誰より努力もしたし、他の誰よりも製造業が得意で優秀なんです。」

米先輩「いや、それは違うだろ。」

日本君「え?。」

米先輩製造業は、もともと新入社員の仕事なんだよ。お前だけでなく誰でも。お前がずっと会社一の製造業担当社員を続けられた理由は、たまたま偶然、お前が50年代に入社した後しばらく新入社員が入ってこなかった。80年代ころまで、ずっとお前が会社で一番若手で一番の安月給だった。ただそれだけだよ。」

日本君「え?。」

米先輩「韓国君や中国君を見ろよ。衣料品、おもちゃから始めて、鉄鋼、造船、機械、電機、半導体自動車まで。全部お前が過去にしてきた仕事を同じ順番で憶えてきてるじゃないか。インド君やベトナム君や、バングラデッシュ君だって習得中だ。お前が真面目で努力したのは認めるが、自分だけが何か特別な才能があるとか、人とは違う何かを成し遂げたとか思うのは、とんだ勘違いだぞ。」

日本君「そんな…。」

米先輩「ていうか、オレたち世界経済社に入社して、最初に製造業の仕事憶えなかったら何の仕事するんだよ。とりあえず、最初は製造業から。それが基本だろ。インド君みたいにITを先に憶える方が珍しいんだって。」

日本君「でも…。」

米先輩「お前は知らないかもしれないけどさ、お前が来るまでは、実はオレが一番の若手だったんだよ。」

日本君「そう…でしたっけ。」

米先輩「そうさ。オレも英先輩から鉄鋼を、独先輩から自動車を、みたいに次々仕事を憶えて奪ってきたんだ。お前よりもずっと長く最若手だったから、いつか後輩が入ってくるってことを忘れてたよ。だから、お前に仕事取られた時は少しあせったけどな。」

日本君「でも、先輩は最近だって仕事で大失敗して、会社中に迷惑かけたじゃないですか。独先輩や仏先輩も迷惑そうでしたよ。アメリカ先輩自身、今も業績あんまりよくないですよね。」

米先輩「確かに、あれはマズったね。でもさ、それでも俺の仕事は1990年の8兆270億ドルから2010年の13兆880億ドル*1まで63%伸ばしてる。それに引き換えオマエは、1990年の447兆円から2010年の540兆円まで21%しか成長してない。」

日本君「ぐぬぬ。」

米先輩「後輩の韓国君は20年間で実質GDPが2.8倍*2に、台湾君が2.7倍*3に成長している。英先輩でさえ48%*4成長している。」

日本君「でも、僕は製造業をしたいのに取られたから…。」

米先輩「お前が成長しないのは、いつまでも製造業ばかり特別扱いして、『脱工業化』を悪いことのように決めつけて新しい仕事を憶えないからだ。昔覚えた仕事の改善提案ばっかりでお茶濁して、実はこの20年間、新しいことに一番挑戦してないのはオマエだよ。自覚してる?。」

日本君「そんな…。」

米先輩「俺だってさ、製造業から完全に足抜けたわけじゃないぜ。オマエ知ってる?、iPhoneって俺が作ったんだぜ。」

日本君「知ってますよそれくらい。僕も持ってますから。」

米先輩「でもさ、あれ、俺がやったのはアイデア考えて開発するまで。シンドイから作るのはぜーんぶ新入りの中国にやらせてっから。あれを思いつけるのは社内でも俺様だけ、だけどさ、組み立てるだけなら安月給の中国にもできるだろ。」

日本君「…。」

米先輩「しかもさ、中国の奴、朝から晩まで組み立て続けてヒーヒー言ってるけど、結局儲けは大半俺の給与につくようになってんだぜ。」

日本君「そんな、ズルいですよ。自分では汗流してないのに…。」

米先輩「ズルくはねーだろうが。中国と俺がお互いそれで納得してんだからさ。あいつはあいつで今できる事をしながら、『次は俺がこれを考えてやる』ってメラメラ燃えてんだからそれでいいじゃん。んで、俺は俺で空いた時間使ってiPadとかiCloudとか次のネタ考えてるわけ。オマエもさ、いつまでも『自分で汗流して…』とかガキみたいなこと言ってんじゃねーよ。」

日本君「そんな、いくら先輩だからって、製造業の悪口言わないでください。汗流して働くのは正しいことなんですから。」

米先輩「ていうかオマエさぁ、いつまでも新入社員の仕事ばっかしてて、このままずっと給料もらえると思ってないよね?。」

日本君「え?。」

米先輩「いやマジで、会社そこまで甘くないって。ほんとそろそろ中堅社員らしい仕事憶えないと、もうオマエのする仕事なくなるよ。最近はやたら新人がたくさん入ってきて貪欲に仕事憶えてるし、そのうち会社にオマエの居場所なくなるよ。」

日本君「え?、え…。」

米先輩「じゃあな。早く仕事覚えろよ。」

製造業は新入社員の仕事 - mizuiro_ahiruの日記

287リアクション

カツマ「○○はダメだ」
ひろゆき「え?なんで○○はダメなんですか?」
ホリエ「俺、逆に○○が好きなんだけど、逆に」
カツマ「○○を容認すると日本社会が××になるから」
ひろゆき「え?なんで××だとダメなんですか?」
ホリエ「俺、逆に××が好きなんだけど、逆に」
ゆめみがちサロン - 勝間和代とひろゆきとホリエモンの会話ってこんな感じ (via vampir)
2010-09-11 (via gkojay)

(staro-hから)

68リアクション

読書というのは不思議な行為で、
アダプターもコンセントも必要としないし、
道具も不要、空間の消費はほんの少し。
生まれつき怠け者の私には最高の娯楽である。
しかも、この娯楽の面白いところは、徹底的に個人的で、
しかも極めて能動的であるということだ。

電車の中で分かる通り、なぜか人は目で追っている活字を
他人に一緒に追われるのを非常に嫌がる。
また、自分で本の表紙を開けて一字一字目で追っていくという動作をしなければ、
どんな大量の書物を持っていたとしても、読書という行為が永遠にスタートすることはない。
世の中はますますビジュアルかが進み。
ビジネスも人生も生活も、全てがリアルなゲームソフトとなっていく。

今ほど、物語が絨毯爆撃のように隅から隅まで貪欲に消費されている時代はないだろう。
その一方で、現代ほど物語がつまらなくなっている時代も。
人々はもっともっと物語を求め続け、片っ端から食い尽くす。
ひたすら食べるだけで、食べれば食べるほど飢えは増す。
過食症と同じで、食べるという行為自体に目的を見つけてしまうからだ。

「小説以外」 恩田陸 新潮社 p.17 (via boooook) (via nemoi) (via reptilia) (via yqsan) (via onaniena) (via staro-h)

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ログを残すのは発見を残すこと

ワタクシ、新しい事を発見するとなんか嬉しくなります。たとえそれが、コンビニに氷を入れて飲むビールが売ってたってことだろうが、なんかすっげー面白いゲーム見つけたとか、そんなちょっとした事でもちょー嬉しいです。

なんでそれが面白いのかとか言われてもよくわからんけど、新しい発見てのは小さなことから大きなことまで、脳みそが刺激を受ける感じがして、快感です。

でも、ちょっと昔、ブログをほとんど書いてなかったりライフログ的なものを残そうとしていなかったりした時期には、変なビールが売ってたくらいのことで、こんなにキャッキャウフフって感じで喜んだりしてなかったんじゃないのかと思うのです。

( ´_ゝ`)フーン 面白いビールがあるねー

とか、たぶんそんな程度にしか思っていなかったのではないかと思うのです。

これが「ブロガー」「ライフロガー」の面白さなのではないかと思います。

発見の幅が広がる

せっかく生きてるんだから、どうせなら生きてるうちに面白いこととか楽しいこととかいっぱい経験したいです。

嬉しいことがいっぱいあった方が人生嬉しいです。

「ログ」を残そうと意識することで、あえて手動で「ログ」を残しているおかげで、ふつーに生きてたら( ´_ゝ`)フーンで終わってたかもしれないことを「おもしれー」って思えるようになってきたのです。

ちょっとした「おもしれー」を、わざわざ「ログ」として残していたらいつのまにか、ビールが売ってるだけでもそれが「おもしれー」ことになってきたのです。

「ブロガー的視点」「ライフロガー的視点」とでも言うような、常に何か新しいことはないだろうか、記録する事はないだろうか、って考えてることで、なんでも無いことをなんでも有ることに捉えることが出来るようになってきたのです。

シゴタノ! —   ブログとかライフログとかで新しい視点を得られるようになるのがちょー楽しい